SONY 新型ウォークマンは映像も再生
新型ウォークマン Aシリーズ がSONYから発表されました。音楽再生に加え、2インチの画面で動画が再生できるそうです。
発売されるのは3機種、違いは搭載されるフラッシュメモリーの容量だけで、メモリーを8GB搭載した「NW-A808」、4GBの「NW-A806」、2GBの「NW-A805」。
音楽フォーマットはSONYのATRACシリーズに加え、MP3 WMA AAC といったメジャー形式に対応、VBRもサポートしているというからフォーマットに悩むことはあまりなさそう。「DSEE」という独自の機能によって、圧縮時に省かれてしまう高音が補完されるそうです。
でもなんといっても一番の注目でありながら不明瞭な点は動画の再生機能について。
QVGA320×240で30fps、MPEG-4なら2500kbps、H.264/AVCで764kbpsが可能、音声もAAC-LC 228kbps×2ch というから画質も音声も十分すぎるほどキレイだと思う。むしろ、そういうデータを作れる人はどれだけいるのかのほうが疑問なくらい。通勤中やちょっとした空き時間に視聴することを想定しているんだろうけど、ポンとPCに接続してデータを指定すれば自動的に変換、転送される、そんな風にならなければ活用されないんじゃないかなって思う。
画面のズームができるという点は良さそうだ、と思ったらこれはアスペクト維持で長辺あるいは短辺にあわせて表示するか、そのままの解像度で表示するか、なだけ。
QVGA320×240よりも小さく作った動画を
・小さいまま表示する
・ズーム機能で横長ムービーを上下黒帯で拡大表示するか
・ズーム機能で左右カットしても画面いっぱい拡大するか
QVGAの画面かつ、これほどのデータレートを利用できるのにQVGA以下の動画をわざわざ作成するとも思えず、なんだか使わない機能な気がしてきた。
自由に動画変換できるスキルを持ち、動画を持ち歩いて観賞しているユーザーは、もうそれに応じた機器を持ち歩いている。実際にケータイを使って見ている。使用しているケータイでは30fps再生は少々きびしいけれど、2.4インチというサイズで「ながら観賞」している分には24fpsどころか15fpsでもそれほど不満は感じずに見れていることが多い。
外で音楽を聞くときもやっぱりケータイを使っている。MP3 CBR192kbps という点は不満ながらも妥協できている。
さらにいうと、次のケータイを買い換える時にはこれらの機能はさらに強化されているだろうし、強化されていることを基準に選ぶであろうこと。Aシリーズが入ってくる余地は自分にはまったく見当たらない。
ボリュームユーザーもAシリーズに魅力は感じるだろうけど使いこなせるのか。iPodを求めるのはiTuneで手軽に楽曲を入力できるからで、同じように考えると手軽に動画を入力できる状況になってこそユーザーが殺到するということだと思う。
それともSONYはその状況をすでに整えているのかな。手軽にウォークマンに動画ファイルを転送できる状況を・・・。
Aシリーズで見るためにコンテンツをダウンロードする、そんなやり方だったら魅力はない。あの小さな画面で見るためにわざわざ料金を払うことには抵抗がある。そうではなく、録り溜めてしまったままでなかなか見る時間のないHDDレコーダーの中身とか、買ったままのDVDを、PCに接続すれば全自動でエンコードされウォークマンに送られる、そこまでの状況をSONYが整えているとは考えにくい。それはスペックやプログラムの問題よりも、著作権の問題から大企業は慎重にならざるを得ないんじゃないのかな。
現在、魅力的でありながら手に入れやすい映像とは何かを考えると、むしろ現瞬間においては 「.flv や.swf をそのまま再生できます」 というほうが可能性を感じてしまう。もっともケータイの進化をおもうと、それも本当に瞬間的に終わりそうだけど・・・。
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